

捨てない未来
キッチンから、ゆるく、おいしく、フードロスを打ち返す
著者|枝元なほみ
出版社|朝日新聞出版
ISBN|9784023319660
フードロスと飢餓ゼロのために活動する料理研究家が提案する、食材を無駄にしないための考え方やレシピ、保存法。
未来を生きる子どもたちにおおらかな自然環境を残すために、いまできることは何か。
京都大学准教授・藤原辰史さんとの対談も収録。
・誠品選書2023年1月
【概要】
農業生産者のサポートや「夜のパン屋さん」「大人食堂」などフードロス×飢餓ゼロ運動に力を注ぐ人気料理研究家が伝える、未来を捨てないために今考える食のこと。藤原辰史京都大准教授との対談、食材にも体にもやさしい保存法やレシピも。
【目次】
■第1章 小さな台所と社会システム
○枝元なほみ×藤原辰史対談1「女に押し付けられるものがある?」
対症療法と、根源的な変革/楽しく食べること。誰かを傷つけずに食べること/システムの中に食べ物がある/戦場化する現代/食べられないことの恨み/「二度と飢えさせない」プロパガンダ/多様性に耐える
○ロスを打ち返すキッチン1 大物野菜を駄目にしない、ロスにしない 発酵白菜/半干し大根/にんじんの塩揉み/揚げねぎ
ついつい残しちゃいがちな香味野菜 三つ葉、せり、茗荷、しそ/青唐辛子、赤唐辛子/フレッシュハーブ類
余りがち、放置しがちなスパイス、乾物、調味料 パプリカ、ナツメグなどのスパイス類/中華料理、韓国料理用の乾物や調味料
○フードロスについて考えてきたこと 00
芝居から学んだ、人の生き死にと食べること/「一番貧乏な人は飢え死にですね」/ビッグイシューのフラットな関係性/ 捨てられているむかごをお金にできないか/姿形の悪い子たちに行き場を/「捨てない」を重荷にしない
■第2章 右肩上がりの坂をパタンと倒す
○枝元なほみ×藤原辰史対談2「奪い合うパイは地球にはもうない」
ビックリマンチョコが象徴していたもの/欲望せよと駆り立てる社会/食べ物は消えていく/虚栄心と小さな自分/時間に自分をゆだねる
○ロスを打ち返すキッチン2
冷凍庫利用のすすめ だしをとった後の昆布/油揚げ/きのこ類/生姜/トマト/ついでながらパンの冷凍庫保存について
漬けたり、焼いたり 漬物/焼き野菜/柑橘ピール 晒について
■第3章 根本に「愛」のようなものがあれば
○システムを内部から分解していく人たち /鴨志田農園/ばんざい東あわじ
○枝元なほみ×藤原辰史対談3 「『里芋の皮、揚げるとうまいね』の世界」
【製品情報】
ISBN|9784023319660
出版社|朝日新聞出版
発売日|2022年10月7日
サイズ(cm)|四六判
装丁|
ページ数| 176
重さ(g)| 210
言語|日本語
※店頭受け取り、オンライン売り切れ商品等のお問い合わせはお電話にて承ります。<03-6225-2871>
【誠品選書】
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