

木挽町のあだ討ち
著者|永井 紗耶子(著/文)
出版社|新潮社
ISBN|9784103520238
ある雪の夜、江戸・木挽町で美しい若衆が父を殺した男を斬った。
殺陣師、衣装係、小道具職人など、この事件の語り手6人の来し方や心の傷が明かされていく。
武士と町人の違いを浮き彫りにしながら、職業に貴賤無しという著者の信念が感じられる。
・誠品選書2023年2月
【概要】
疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。芝居町の語り草となった大事件、その真相は――。ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙は多くの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者という侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。現代人の心を揺さぶり勇気づける令和の革命的傑作誕生!
【製品情報】
ISBN|9784103520238
出版社|新潮社
発売日|2023年1月18日
サイズ(cm)|四六変型判 縦197mm 横138mm 厚さ19mm
装丁|
ページ数|329
重さ(g)|272
言語|日本語
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【誠品選書】
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