
女たちの沈黙
著者|パット・バーカー(著/文)北村 みちよ(翻訳)
出版社|早川書房
ISBN|9784152101983
西洋文学の起源とされる「イリアス」の主要人物はアキレウスを始めとする男たちだが、本書は敗戦により敵軍に囚われ、戦利品として男たちの手に渡った女たちの側に焦点を当てた。
三千年もの沈黙を破って、彼女たちの声が高らかに響き渡る。
・誠品選書2023年3月
【概要】
書評掲載情報
2023-02-25|朝日新聞 朝刊 評者: 犬塚元(法政大学教授・政治思想史)
2023-02-18|毎日新聞 朝刊 評者: 鴻巣友季子(翻訳家)
リュルネソスの王妃ブリセイスは、敗戦後、奴隷となった。その主は、家族と同胞を滅ぼした英雄アキレウス。彼女に与えられた選択肢は、服従か死か。だが、彼女が選んだのは――。英国の戦争文学の旗手が、黙殺されてきた女たちの声で『イリアス』を語り直す。
【製品情報】
ISBN|9784152101983
出版社|早川書房
発売日|2023年1月20日
サイズ(cm)|四六判 縦194mm 横137mm 厚さ34mm
装丁|
ページ数|464
重さ(g)|511
言語|日本語
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【誠品選書】
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