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ゴースト・ワーク【誠品選書】

2,420円

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ゴースト・ワーク - グローバルな新下層階級をシリコンバレーが生み出すのをどう食い止めるか - 著者|メアリー・L・グレイ(著/文), シッダールタ・スリ(著/文), 柴田裕之(翻訳), 成田悠輔(監修 | 解説) 出版社|晶文社 ISBN|9784794973481 AIによる自動化は人間が不要になると考えがちだが、裏側では人の手が不可欠な労働が多く存在する。 顧客からは見えないこのような労働をする下層階級から、どうすれば抜け出せるか。 本書は、自動化された社会に暮らす未来の我々への助言となる。 誠品選書2023年6月 AIが人の仕事を作る世界。 超高速で拡大する「ギグワーク」の最暗部をえぐる渾身のルポルタージュ。 Amazon、Google、Microsoft、Uber。 大企業が提供する自動化(オートメーション)された サービスの裏側に潜む、数えきれない「見えない労働者」の 存在と実情とは。 【文化人類学者×コンピューター社会学者】 が新しい局面へと突入した、「労働」の変化をリアルに伝える。 アメリカ人の推定8パーセントが「ゴーストワーク」で少なくとも一度は働いたことが あり、その数はますます増え続けている。  彼らは通常、これまでの「仕事」において法で定められている最低収入よりも少なく、 健康上の利点はなく、理由を問わずいつでも解雇されてしまう。この種の「仕事」を管理 する労働法はまだなく、これらの末日の組立ラインは、驚くほど多様な範囲の労働者を引 き込んでいる――お金に急いている若いシングルマザー、早期退職を余儀なくされた専門 家、就職に失敗したものたち。彼らは過労と過少賃金に日々苦しんでいる。  情報化が進み機械化が進むにつれて増大が予想される「見えない労働者」をどう考える か。雇用主、労働者、そして社会がこの新しい種類の仕事とそれに携わる人々についてで きることとは何か。 【目次】 序 機械の中の幽霊 第1部:自動化のラストマイルのパラドックス   第1章:ループ(作業工程)の中の人間たち   第2章:出来高払いの仕事からアウトソーシングへ   ――自動化のラストマイルの略史  第2部:苛酷な仕事 000  第3章:アルゴリズムの残虐とゴーストワークの隠れたコスト   第4章:お金(以上のもの)のために熱心に働く 000 第3部:ロボットにやり返す   第5章:見ず知らずの人の優しさと協同の力  第6章:ダブルボトムライン 結論:目下の課題 000 謝辞 方法に関する付録 註一覧 解説:彼らは幽霊じゃない 成田悠輔 【著者】 メアリー・L・グレイ (メアリーグレイ) (著/文) マイクロソフトリサーチの上級主任研究員で、ハーヴァード大学の「インターネットと社 会のためのバークマン・クライン・センター」のファカルティ・アソシエイト。インディ アナ大学の人類学とジェンダー研究の部門に所属し、ラディ・スクール・オブ・インフォ マティクス・コンピューティング・アンド・エンジニアリングで教員の座に就いている。 人類学者とメディア学者としての教育を受け、テクノロジーの日常的な使用が人々の労働 やアイデンティティや人権をどのように変えるかに的を絞っている。スーザン・リー・ス ターの指導の下で2004年にカリフォルニア大学サンディエゴ校でコミュニケーションの博 士号を取得。2020年には、人類学への貢献と、テクノロジー、デジタル経済、社会の研究 で、マッカーサー・フェローに選出された。 シッダールタ・スリ (シッダールタスリ) (著/文) マイクロソフトリサーチの上級主任研究員で、コンピューター社会学者。マイクロソフト リサーチのニューヨーク市研究所の創設メンバー。それ以前は、ヤフーリサーチのヒュー マン・アンド・ソーシャル・ダイナミクスのメンバーだった。当初はネットワークテクノ ロジーと人間の行動との関係を解析。その後、アマゾンのメカニカルタークを使って、 「バーチャル・ラボ」での実験の企画・構成・実施を担当するリーダーの1人となる。こ の研究が、多くの最新アプリやウェブサイトやAIシステムを作動させているギグワーカー の調査につながり、メアリー・L・グレイとの共著である本書『ゴースト・ワーク』として 結実した。近年はCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)後の仕事の未来を探究している。 柴田裕之 (シバタヤスシ) (翻訳) 翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書に、ケーガン『「死」とは何か』、ベ ジャン『流れとかたち』、オーウェン『生存する意識』、ハラリ『サピエンス全史』『ホ モ・デウス』『21 Lessons』、カシオポ/パトリック『孤独の科学』、クチャルスキー 『完全無欠の賭け』、ヴァン・デア・コーク『身体はトラウマを記録する』、リドレー 『進化は万能である』(共訳)、ファンク『地球を「売り物」にする人たち』、リフキン 『限界費用ゼロ社会』、クリスチャン『オリジン・ストーリー』、ファーガソン『大惨事 (カタストロフィ)の人類史』、コルカー『統合失調症の一族』ほか話題書多数。 成田悠輔 (ナリタユウスケ) (監修 | 解説) 夜はアメリカでイェール大学助教授、昼は日本で半熟仮想株式会社代表。 専門は、データ・アルゴリズム・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン。 ウェブビジネスから教育・医療政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、企業や自治体と 共同研究・事業を行う。混沌とした表現スタイルを求めて、報道・討論・バラエティ・お 笑いなど多様なテレビ・YouTube番組の企画や出演にも関わる。東京大学卒業(最優等卒業 論文に与えられる大内兵衛賞受賞)、マサチューセッツ工科大学(MIT)にてPh.D.取得。 一橋大学客員准教授、スタンフォード大学客員助教授、東京大学招聘研究員、独立行政法 人経済産業研究所客員研究員 などを兼歴任。内閣総理大臣賞・オープンイノベーション 大賞・MITテクノロジーレビューInnovators under 35 Japan・KDDI Foundation Award貢献 賞など受賞。近著に『22世紀の民主主義:選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』 (SBクリエイティブ)。 【製品情報】 ISBN|978-4-7949-7348-1 出版社|晶文社 発売日|2023年4月25日 サイズ(cm)|縦186mm 横128mm 厚さ29mm ページ数|448ページ 言語|日本語 【誠品選書】

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