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スタッフコラム“台灣冷知識(豆知識)” VOL.4―水餃子は主食です―

台湾に住んでいた頃(今でもそうですが・・・)、よく「台湾でオススメの食べ物は!?」と聞かれます。美味しいものがたくさんの台湾、私も最初は悩みに悩んで答えていましたが、ある時ふとスマホのアルバムを振り返って見てみると、特に多かったのが『水餃子』の写真。手軽にどこででも食べられるので、多い時には週3〜4ペースで、よく食べていたんですね。その時から、「水餃子は主食です」というキャッチフレーズとともに、“小籠包より水餃子”を紹介するようになりました。

台湾の餃子は、日本と異なり焼き餃子(鍋貼/グオティエ)よりも水餃子(水餃/シュェイジャオ)がポピュラーで、日本で水餃子と言うと、スープに入って出てきたりすることも多いですが、台湾や中華圏ではボイルした水餃子をタレにつけて食べます。
水餃子の専門店や屋台もたくさんあり、とても手軽に食べることができます。
台湾の水餃子は1つ1つが大きいのに、大体のお店では10個からの注文となります。そう、餃子は主食としての位置付けなんです!写真のようにスープ(これも割と大きめサイズ)と一緒に食べるのが台湾流。皮がしっかりしているので、ご飯と一緒に食べるという感覚があまりないのだとか。もう水餃子10個でお腹いっぱい!
台湾の人たちからすると、日本の焼き餃子定食などを見るとびっくりするのだそう。(ご飯がついていることと、焼き餃子の小ささに・・・!)言われてみると台湾の焼き餃子は、日本のものより少し大きめに感じた記憶があります。確かにご飯は必要ないですね。炭水化物、肉、野菜と一度に摂れるんですから!

私が小籠包より水餃子を推すもう一つの理由に、素材のバリエーションが豊富という点があります。お店によってメインの具材が、豚肉や鶏肉だったり、野菜+春雨というベジタリアン向けメニューが用意されていたり、さらに具材の野菜も、キャベツ、白菜、ニラ、ネギとさまざまです。ぜひお店ごとの味やメニューの違いを楽しんでいただきたいです。

そして、水餃子と一緒にぜひ食べてほしいのが、ご飯の代わり的存在の、餃子のお供のスープ。鉄板は酸辣湯(スヮンラータン)です。もう水餃子と酸辣湯しかメニューがない!なんて振り切ったお店もあるくらいの超定番。
日本の酸辣湯と少し違って、胡椒が効いたスープで、お店によって味やとろみ具合も違うのですが、これがどこで食べても、不思議と水餃子と合うんです。

日本に帰ってきてからは、もっぱら冷凍水餃子を茹でたり、大同電鍋で蒸したりして楽しんでいます。(そういえば焼き餃子をあまり食べていないです…。)

現在、店舗のみですが、誠品生活市集にて「台湾同客餃子館」の冷凍水餃子を取り扱っております。また、オンラインストアでは餃子に合うさまざまなタレ(醬/ジャン)も扱っておりますので、“日本にもあるけれどちょっと違う”台湾の餃子文化をぜひ試してみてください!

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写真1枚目:新北市 板橋湳雅觀光夜市にある水餃子屋台にて撮影
写真2枚目:台北市 南機場夜市にある來來水餃にて撮影